農業大好き!カンボジア帰りの農業女子ザッキーが新境地を開拓レポートVol.6
こんにちは!楽天農業株式会社の中崎志保(なかざきしほ)です。春になり気温の上昇とともに野菜たちも瞬く間に大きくなってきました。寒さを乗り越えた野菜はたくましく、収穫が待ち遠しいです。
自力で頑張る!トラクターメンテ
日々私たちとともに働いてくれているトラクター。
安全に農場を走り回るには、こまめに点検して正常な状態を維持しなければなりません。
みんな最初は素人ですが、先輩から後輩にノウハウが受け継がれ、次第に何でもできるようになっていきます。二人並んで作業している光景はなんだかほっこりしますね♪
超新鮮!サニーレタス
葉物野菜は鮮度が命!
なるべく気温の低い時間帯に収穫して、すぐに保冷車に入れて出荷します。
収穫は楽しいですが、スピードと丁寧な品質チェックの両立が求められる難しい仕事でもあります。一つ一つ虫がいないか、傷んでいないかを調べてきれいなものだけを選りすぐっています。その分、捨ててしまうものも少なくないのですが、品質のためには必要なことですね。
地道に続けるピン外し
ただいま収穫真っ最中のホウレンソウ。
「収穫」と聞くと野菜を刈り取ってコンテナに詰めるようなイメージがあると思いますが、その花形作業をするためにはいくつかの前準備が必要なんです!
被覆をしている場合はこれらを片付けないと収穫は始められません!この写真は白い不織布が風で飛ばされないように止めている「マルチピン」を集めているところです。3~5mに1つあるマルチピンを一日中拾い集めていると10㎞以上歩いていることも!体力的にはしんどいですが、すべての畝間を歩くので野菜の状態をチェックできて一石二鳥です♪
因みにこのピン外しが上手なのはふみふみ先輩です!作業がすばやくて持久力もバツグンなのでとても憧れてます。
いよいよホウレンソウ収穫!
いくつかの準備を終え、いよいよホウレンソウ収穫開始!
目標の重量になるまでひたすら刈り取ってはコンテナに詰める作業を繰り返します。
雑草や傷んだ葉が混じらないように一つ一つチェックも怠りません。ぎっしりとホウレンソウが詰まったコンテナを何度も運ぶのは楽ではありませんが、無事に収穫までたどり着けた喜びはひとしおです。
秘技!ペット外し
楽天農業株式会社では種をまいてから本葉が数枚つくまでペットボトルを被せるという独自の栽培方法をとっています。ペットボトルを被せると保温・保水・防虫などの効果が期待でき、農薬に依存しない有機栽培にかなり役立ちます!
野菜がある程度育ったらペットボトルを外すのですが、これがもはや職人技。
スポッ!スポッ!と目にもとまらぬ速さで回収していきます。私も以前に比べれば早くできるようになりましたが、先輩方にはまだまだ及びません。
キャベツ収穫でにっこり
実は育て始めるタイミングが少し遅れてしまい、収穫は難しいかなと思っていたキャベツ。厳寒期は成長の気配すら感じられず、半ば諦めかけていましたが…
3月に入って気温が上がるのと同時に急速に成長!立派なキャベツになりました。
「これいいんじゃない?」と言った写真の先輩にカメラを向けると、
はじける笑顔を見せてくれました~♪
収穫はそれまでの努力の結晶でもあるので、何度やっても嬉しい気持ちになれます。
休日も農業体験へGo!
『休みの日くらい仕事から離れたい』と普通なら思うのかもしれません。でも農業といっても中身は様々。自分が育てていない野菜にも興味津々です。というわけで、近所でやっているいちご狩りに行ってきました。
「イチゴが食べたかっただけだろー?」なんて声が聞こえてきそうですが…楽しく、美味しく、参考になるひとときを過ごせて大満足です。
さて、私が入社して農むすびを書くようになって1年が経ちました。定期的な投稿はこれでいったん最後となります。皆さんに野菜が育っている環境を少しでもお届けできていたら嬉しいです。また、野菜とともに牛歩ながらも進歩する私の様子をあたたかく見守って下さり、ありがとうございました。
今後も折に触れて執筆しようと思いますので引き続きよろしくお願いいたします!
- この記事の情報は掲載開始日時点のものとなります。
- 農作物は、季節や天候などにより状況が変わります。
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