コクうま!発酵料理家の「チーズと酒粕スイスチャードの春巻き」レシピ~スイスチャード×発酵食
茎がカラフルで華やかなスイスチャードをご存知ですか?今回は発酵料理家が「チーズと酒粕スイスチャードの春巻き」レシピをご紹介します。アツアツでも冷めても両方美味しいですよ。
発酵食でスイスチャードをアレンジ
楽天ファームの農家さんからスイスチャードが届きました。今回、発酵食でスイスチャードをアレンジということで、同じ発酵食品であるチーズ、塩こうじ、醤油麹、甘酒、酢などを使ったレシピをご紹介します。
私にとって発酵食は、鰹節を削ったり、調味料に甘酒を足すなど、子供のころから身近なものでした。現代は洋食文化が一般化され、日本の伝統食でもある発酵食が減少していく中、昨今の発酵ブームでようやく復活してきたように感じています。次世代に継承して日本の食文化を伝えていきたいと思い、今回はだれでも簡単にできる発酵食レシピをご紹介します。
赤や黄色など、カラフルな茎とみずみずしい葉で見た目も美味しそうです。量はたくさんありますが、どう使い切るかワクワクしますね。葉と茎は個別で楽しめそうです!葉物は短命なので色がキレイなうちに使い、一度に使い切れない場合はドレッシングにするのがおすすめ。スイスチャードはクセのある野菜ではないからこそ、素材の持つ魅力を活かした発酵レシピが活きてきます。
今回は塩麹や醤油麹、甘酒、さらに酒粕も用いて発酵のうまみで食材に魔法をかけましょう!!
チーズと酒粕のスイスチャード春巻きの材料
<材料>ミニサイズ10本分(所要時間:30分)
・春巻きの皮 5枚
・生ハム スライス10枚
・モッツァレラチーズ(クラフトの切れているチーズ使用) 適量
・酒粕 少々 (今回は八海山の酒麹を使用)
・スイスチャードの葉10枚分
・クミン
・胡椒
チーズと酒粕のスイスチャード春巻きの作り方
Step1:まずは、スイスチャードのワンポイントアドバイス。スイスチャードは、茎の繊維やえぐみが強い(苦味)ものも少なくないのでさっと茹でることをおすすめします。
茹でる時は、固い茎の部分と葉はカットして茎を先に入れます。10秒ほどしてから葉を入れ、一度かき回してすぐに冷水にとり調理します。
Step2:春巻きの皮を斜め半分にカットする(三角形)。春巻きの皮は揚げる時にチーズがはみ出ないよう、両サイドをしっかりふさぎましょう。
Step3:スイスチャードの葉、生ハム、チーズ、酒粕と順番に置き、クミン、胡椒を少々ふります。
Step4:しっかり巻き、フライパンにオリーブオイル適量を入れカリッと揚げましょう。
作り置きするには?
余ったスイスチャードの茎は、保存食として塩麴の浅漬けにしましょう。
★完成:私は15年間発酵料理を研究していますが、有機野菜×発酵食品のレシピだなんて最強にヘルシーだと思います!発酵のうま味を毎日の食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか。
外はパリッと中はもっちりと。「チーズと酒粕スイスチャードの春巻き」はワインにもあいそうですね
告知:来週は、「スイスチャードのピり辛ナムル風」発酵レシピを紹介します!お楽しみに。
◎今回のレシピで使ったスイスチャードは購入できます
愛媛県の恵み豊かな山の中の畑で、化学肥料や農薬を使わずに、大切に育てられたスイスチャードは茎の部分が赤や黄色、白色など、鮮やかに色付いてきます。畑の中でひときわ目立つ、華やかな野菜です。食べてみると、クセが無くて、シャキシャキした食感です。見た目も楽しいスイスチャードをぜひお試しください!
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- 農作物は、季節や天候などにより状況が変わります。
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