たくさんの愛が詰まった「赤ちゃんのためのお粥」の誕生秘話!YUKIのオーガニック体験記Vol.3

たくさんの愛が詰まった「赤ちゃんのためのお粥」の誕生秘話!YUKIのオーガニック体験記Vol.3
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最終更新日:2021.07.26 公開日:2020.04.01

離乳食にもオーガニック食品はあるの?どんな人が作っているの?赤ちゃんのためのお粥を作っているGreen Mindの代表・高寺寿一さんにお話を伺いました。愛が詰まったお粥の誕生ストーリーをご紹介します。

目次

離乳食にも、オーガニックはあるの?

買い物に行くといつもオーガニックな商品を探しているのですが、ある日スーパーで、ふと離乳食コーナーが目に入りました。離乳食にも、オーガニックの商品はあるのでしょうか?

調べてみたところ、やっぱり有機の離乳食もありました!
こういった商品は、誰がどんな思いで作っているのでしょう。そんなわけで、今回は「赤ちゃんのためのお粥」を作られているGreen Mindの高寺さんにお話を聞いてきました。

高寺さんが離乳食を開発したきっかけ

こちらが、Green Mind代表の高寺さんです。

高寺さんは、もともと兵庫県の市職員をされていました。しかしある日体調を崩し、顎下腺がんであることがわかります。
闘病生活の中で高寺さんは、なぜ自分ががんになったのだろうと考え続けました。そして出したこたえが、自分が食べていたものが原因だったのではないか、ということでした。

数カ月後に無事退院した高寺さんは、「人は食べ物でできている」と想いを新たにし、これを少しでも次世代に伝える仕事ができないかと考えるようになりました。
特に、次世代を担う赤ちゃんにこそ、本当に安全でおいしいものを食べてもらいたいと考えた高寺さんは、すぐ行動に移しました。

そして退院からわずか1年足らずで自分の会社を立ち上げ、離乳食の開発に着手。2012年に「赤ちゃんのためのお粥」を発売しました。

赤ちゃんのためのお粥

「赤ちゃんのためのお粥」は全7種あります。 月齢によって5カ月・7カ月・9カ月・12カ月と商品が分かれていて、7カ月以降の赤ちゃんにはだし仕立てのお粥もあります。

このお粥は、兵庫県産の有機米のみを使用し、無添加にこだわったオーガニック離乳食です。有機ベビーフードとして、原料だけでなく製造工場も有機JAS認定を取得されています。

月齢によってお米の粒感を変えてあるのも特徴です。写真を見ると、5カ月と12カ月では固さが全然違うのがわかります。
これは、赤ちゃんの消化能力を月齢に合わせて考慮しているのはもちろん、唇や歯茎に当たるお米の感触にもこだわって開発されたそうです。

内容量は80gで、5カ月・7カ月頃の赤ちゃんは1食で半分、9カ月・12カ月頃の赤ちゃんは1食で1袋を食べる量になっています。
1袋を半分ずつ食べる場合は、事前にお粥を小分けにし、冷蔵・冷凍保存の上、早めにお召し上がりください。

商品のパッケージは、高寺さんの前職の同僚が、自分にも何か手伝わせてほしいとデザインしてくれたものだそうです。

さて、このデザインはどんな世界観だと思いますか?
左上の水色は青空、右下の茶色は大地、そのなかですくすく育つ稲穂の緑、さらにその中心に真っ白に輝くお米が実る様子を表しています。これは、高寺さんが次世代に残したいと考えている風景とのことでした。

パッケージをしげしげと見ていると、袋に2つの切れ込みが入っていることに気が付きました。

こちら、下のほうの切れ込みから開けると、このままお皿のようにして赤ちゃんにご飯を食べさせることができるうれしい構造です。

離乳食には瓶詰めの商品も多い中、どうしてパウチを選ばれたのですか?とお聞きしたところ、「お母さんたちはいつも、たくさんの荷物を持ち歩いているから、少しでも荷物が軽くなったらいいなと思って、パウチを選びました。」と仰っていました。

赤ちゃんだけではなく、お母さんのことも考えられている、愛がたくさん詰まった商品なのだなと感じました。

だから私はオーガニックを選ぶ

小さな身体で、初めて食と出会う赤ちゃんに、本当に良いものを食べて欲しいから、私はオーガニックを選びます。赤ちゃんのときに食べた美味しいお米の味や香り、食感が、無意識にでも記憶に残り、将来良い食べ物を選んで食べる基礎となってくれたらいいなと思います。

離乳食のオーガニックを調べてみると、次世代を生き抜く赤ちゃん、そして子育てを頑張るお母さん・お父さんを応援してくれる、愛がたくさん詰まったお粥に出会いました。

こちらのお粥は、楽天ファームのお野菜・サラダの定期便の「同梱品」としても販売スタートしました。100%オーガニック定期便をきっかけに、安心・安全なオーガニックを選ぶようになったパパ・ママの声も届くようになり、オーガニック好きの私としてはうれしい限りです。

  • この記事の情報は掲載開始日時点のものとなります。
  • 農作物は、季節や天候などにより状況が変わります。
  • 掲載内容は予告なく変更されることがありますのでご了承ください。

ライター情報

  • Noumusubi
  • YUKI

    農むすび編集メンバー。宮城県と山形県のハーフ。両祖父母は農家。震災を機に農業を学び、「100年後の子供たちのことまで考えた農業」を意識するようになる。単身渡米し、レストラン「シェ・パニース」の野菜に感銘を受け、農家さんを訪ねた。趣味は世界の八百屋を見て回ること。元ベジタリアン。

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