オーガニックやさいの国では、きょうもみんな、にっこにこ!Farm to Table Vol.5
楽天農業のオーガニック野菜は、農場を感じる季節のお便り「Farm to Table」を添えてお届けしています。地球にもあなたにもやさしい野菜を。今回は2021年2月1日号の一部をご紹介します。
畑だより
みなさん、いかがお過ごしでしょうか。今年の立春は、2月3日です。という事は、節分が2月2日となりますが、124年ぶりに日にちが変わるそうです。
立春の声を聞くと農家としては、いよいよ今年も始まったなという感じですが、まだまだ寒い日が続いています。そんな中、冬でも寒さに耐え、元気に畑にいるのがほうれん草です。ほうれん草は冬の寒さにあたると甘みが増し、ビタミン量も増える傾向にあります。厳しい寒さの中、ほうれん草自身が生命の危機を感じて生き延びるために水分の摂取を控えて、細胞内の糖度をあげることにより凍らないようにしています。
今では年中ほうれん草の栽培も可能になっているので、冬が旬のほうれん草の特徴を言われる機会も少なくなっていると感じます。
ほうれん草一つとってもたくさんの品種があり、人と同じようにそれぞれ個性があります。夏場の暑い時期でも育つ品種。病気に強い品種。茎が折れると販売できなくなってしまうので、茎が折れにくい品種など特徴は様々ですが、いろいろな特徴を持ったほうれん草も、元々は冬が旬のほうれん草の種から品種改良されています。
栄養素や美味しさなど、品種によってそれぞれの特徴がありますが、やはり旬にできる野菜に勝るものはありません。自然と調和して環境に順応し、何世代にもわたり少しずつ変化をして生き延びてきた強さは、私達に美味しさと生命力を届けてくれます。そうして引き継がれる種のリレーは、未来を生きる子供たちへのプレゼントになると感じます。Rakuten farm でも実はいろいろな品種のほうれん草を育てていますので、どんなほうれん草が届くのか楽しみにお待ちいただきたいと思います。
ピックアップ野菜「ほうれん草」
冬が旬のほうれん草は、鉄分をはじめ、β-カロテン、カリウム、マンガンなどビタミンの宝庫で、冬にはビタミンCは3倍ほどになるとも言われています。
今ではサラダで食べる事のできるほうれん草もありますが、えぐみの成分のシュウ酸は水溶性なので、さっとゆでてからお料理に使うと、より優しい風味を味わうことができます。
季節の野菜レシピ
今回のレシピは「ほうれん草のふんわりキッシュ」です。
ほうれん草のざらざら感が気になる方は、茹でてして水にさらしてアク抜きをするといいでしょう。
詳しい作り方はこちら(楽天レシピ)でご覧ください。
さて次回は、待ち遠しい春の様子をお届けしたいと思います。お楽しみに!
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