雨にも負けず 風にも負けず Farm to Table Vol.38
楽天農業のオーガニック野菜は、農場を感じる季節のお便り「Farm to Table」を添えてお届けしています。地球にもあなたにもやさしい野菜を。今回は2022年6月16日号の一部をご紹介します。
畑だより
初めまして、広島県神石農地の井上です。
皆さん神石高原町という土地をご存知ですか?帝釈峡という観光スポットや、ホタルや星が綺麗に見られる自然豊かな土地です。私はそこで冷凍食品用のほうれん草やブロッコリーを主に栽培しています。神石高原町は標高のわりには気温が低く、6月になっても夜の気温が一桁台の時もあります。私たちが栽培しているブロッコリーの収穫も、6月から始まります。
ところで、皆さんは天気予報をみていますか?昨日見たときは予報が晴だったのに、次の日の朝見ると予報が雨になっていることありますよね。普通の生活をしていると、天気予報が変わってもあまり気になりません。
しかし農業をやっていると、天気は作業予定を組むにあたり、とても大きな要因になってきます。神石高原の6月は長雨が降ることがあり、雨が降る前に作付けや畝立てを終わらせておかないといけません。そのため、次の日が雨なら残ってでも作業を終わらせる必要がありますし、逆に雨で何もできることがない日はその日を休みにして、代わりにどこかで出勤するといった不規則な出勤になることも多々あります。雨が降ると思って作業していたら、雨が降らず灌水作業を急遽予定に組み込んだり、逆に雨が降らないと思って灌水作業を行っていたらゲリラ豪雨が降り、その日の作業が無駄になったり……天候には、よくも悪くも振り回されます…
他にも動物による被害や気温の変化、農業機械の知識など、植物の知識だけでは乗り越えられない壁がたくさんあり、日々農地のメンバーと力を合わせながらその壁を乗り越えようと試行錯誤しています。
大変な日々ですが、農地で働くと、木陰にハンモックを設置して昼寝したり、外でごはんを食べることでピクニック気分を味わったり、夜に勤務している時は、運がよければ流星群を見ることも出来ます。そんな農家ならではの楽しみがたくさんあります。
私が東京を飛び出して、遠く離れたところで農業をしているのは、そういう農業ならではの楽しみに惹かれたからです。
皆様に見られても恥ずかしくない野菜をお届けできるように、日々これからも精進していきます。
writer:井上 哲也(いのうえ てつや)
東京都出身。幼い頃、祖父の畑作業を手伝ったことから農業に興味をもつ。日々試行錯誤を行いながら奮闘中。
契約農家「くまさんの森」岡山県倉敷市
岡山県倉敷市 くまさんの森
皆が「くまさん」と呼ぶ髙木さんは、果皮が黄金色のメロン「ゆうか」を “極み減農薬栽培”で作っています。虫が発生してしまったら手作業で取り除き、決して妥協しません。
実はメロンが苦手だった髙木さん。そんな髙木さんが「これなら食べられる!」と衝撃を受けたのが「ゆうか」でした。除草剤を使わず、農薬を極限まで減らして作ったゆうかは喉がイガイガすることがないので、メロンが苦手な人こそ食べてほしいのだとか。
ゆうかの果肉は透明感があり口に入れると果汁があふれるほどジューシー。見た目も味わいも涼やかで、真夏に冷やして食べるのが最高に美味しいんです!子どもたちの未来のために安全性を考え、1玉1玉と向き合って作った「本物のメロン」を是非お試しください。
次回はどんな人からのメッセージがあなたのもとに届くのか、お楽しみに!
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- この記事の情報は掲載開始日時点のものとなります。
- 農作物は、季節や天候などにより状況が変わります。
- 掲載内容は予告なく変更されることがありますのでご了承ください。