有機米粉でグルテンフリー!小麦粉との違いは?管理栄養士監修の揚げ物レシピ

有機米粉でグルテンフリー!小麦粉との違いは?管理栄養士監修の揚げ物レシピ
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最終更新日:2024.07.10 公開日:2023.09.27

米粉は、グルテンフリーや食物アレルギーの代替食材として、近年注目が高まっています。小麦粉と比べると、油の吸収率が低くタンパク質が多いので、ダイエットにもオススメ。楽天ファームの「オーガニック米粉4種」で、レシピをご紹介。

目次

オーガニック米粉4種の違いと使い分け

オーガニック米粉4種の違いと使い分け

楽天ファームで取り扱っている「やさしさとおいしさの詰まった 有機米粉」は、農薬化学肥料不使用の有機栽培された石川県産の有機米(オーガニック米)から作られています。また化学調味料・合成着色料・合成保存料のいずれも不使用なので、原材料が気になる方にも安心です。

この有機米粉は、料理用、製菓用、パンケーキミックス、唐揚げ粉と4種類あり、用途によって原材料のお米の品種を変えています。

サクッと香ばしく揚がり、混ぜるとモチッとする品種の米粉を使っているのが、料理用と唐揚げ粉です。
ふわふわ、しっとり少し甘みのある品種の米粉を使用しているのが、製菓用、パンケーキミックスになります。

それぞれ使い方と特徴は以下の通り。

料理用(原料は米のみ)サクッ
⇒天ぷらの衣、ハンバーグのつなぎ、お好み焼きやチヂミの生地などに

製菓用(原料は米のみ)ふわふわ
⇒ケーキ、ドーナッツ、クッキー、クレープなどの焼き菓子に

パンケーキミックス(原料は米、砂糖などのミックス)ふわふわ
⇒パンケーキ、ドーナツ、蒸しパンなどのお菓子に

唐揚げ粉(原料は米、味付けを入れたミックス)サクッ
⇒鶏肉にまぶして唐揚げに

それぞれの用途に向いた品種のお米が使われているというのがいいですね。食感のよさだけでなく、お米の自然な甘みも楽しめるため、さまざまな料理・お菓子づくりに大活躍してくれます。

米粉と小麦粉の違いは?ダイエットにもオススメ

米粉と小麦粉の違い

米粉はグルテンフリーや小麦アレルギーの代替食材として注目されていますが、小麦粉とどう違うのでしょうか。栄養価も含めて違いを見てみましょう。

米粉の特長
・グルテンを含まない(小麦粉は含む)
・油の吸収率が小麦粉に比べて少ない
・食感がモチモチ、サクサク(小麦粉はグルテンによるコシや弾力がある)
・アミノ酸スコアが89/100点と高い(小麦粉は56※)

それでは1つ1つ解説します。

グルテンを含まない(グルテンフリー)
米粉はグルテンを含まない「グルテンフリー」です。
そもそもグルテンとは、小麦粉に含まれるタンパク質の一種。グルテンは小麦特有の弾力や粘りを出すのに欠かせませんが、小麦アレルギーの原因となることがあり、アレルギーをお持ちの方には注意が必要な成分です。
クッキーやケーキなどのお菓子、天ぷらやお好み焼きなどの料理に使う小麦粉の代わりに米粉を使うようにすると、グルテンを避けておいしい料理を楽しめます。

油の吸収率が小麦粉に比べて低い
揚げ物をしたときに、小麦粉に比べ米粉のほうが油を吸う量が少なく済むため、ヘルシーに仕上がります。これは、小麦粉に含まれるグルテンは膨張するため油を吸いやすいのに対し、米粉はグルテンを含まないため膨張しないことが理由です。
米粉で揚げ物をすると、サクサクとして、時間が経ってもべちゃっとしづらく、おいしい状態をキープしやすくなります。

食感がモチモチ、サクサク
小麦粉を使うとグルテンの性質でコシや弾力が出ます。米粉はグルテンを含まないため、もっと軽めの食感になり、品種や調理法によってモチモチまたはサクサクになります。歯ざわりがよく、口どけもよいので、あっさりと食べられるのが特長です。

アミノ酸スコアが89/100点と高い
タンパク質の質を評価する「アミノ酸スコア」は、100点に近いほど良質なタンパク質とされています。穀類に含まれるタンパク質のアミノ酸スコアは低い傾向にありますが、小麦粉は56に対し、米粉は89という高い数字です。

※参照:文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」

以上、米粉は小麦粉と比べると、グルテンフリーというだけでなく、油の吸収率の低さやタンパク質の多さの面で、ダイエット中の方にもオススメできる食材と言えるでしょう。

「とろ~り米粉のチキングラタン」の有機米粉(料理用)レシピ

「とろ~り米粉のチキングラタン」のレシピ

まず「やさしさとおいしさの詰まった 有機米粉(料理用)」で作るのは、小麦不使用でグルテンフリーの米粉チキングラタンです。上にチーズ(乳製品)をかけていますが、ソース自体は豆乳を使っているので、豆乳チーズなどに変えれば牛乳アレルギーの方でも食べられます。

米粉で作るグラタンは、しっかりとろみがつきますが、口あたりがサラッとしています。とてもあっさりと食べられ、米粉の甘みも感じられるため、いつものグラタンとはひと味違うおいしさです。レンジで簡単に作れるので、忙しいときにも重宝するレシピです。

「とろ~り米粉のチキングラタン」のレシピ

今回「やさしさとおいしさの詰まった 有機米粉(料理用)」のほかに使うのは、楽天ファームの「国産オーガニック冷凍こどもカレー用野菜ミックス」と「100%国産オーガニック冷凍ブロッコリー」です。

こどもカレー用野菜ミックスは、1cmほどにカットされた、たまねぎ、にんじん、じゃがいもが入っています。カット・加熱済みなので、調理時間が短く済むのがうれしいポイントです。我が家には2歳の子どもがいますが、スープやカレーはもちろん、チキンライスを作るときにも使っています。サッと火を通すだけでよいので、忙しいときに大活躍してくれます。

冷凍ブロッコリーは、味の濃さが魅力です。冷凍ブロッコリーの水っぽさがなく、子どももよく食べてくれるので、我が家では定番食材となっています。

それではこちらの食材を使ったレシピを紹介します。

<材料(2人分)>
鶏もも肉(こま切れ)・・・120g
冷凍こどもカレー用野菜ミックス・・・1袋
冷凍ブロッコリー・・・6房
酒・・・大さじ1
塩、こしょう・・・少々
やさしさとおいしさの詰まった米粉(料理用)・・・大さじ3
調製豆乳・・・350ml
コンソメスープの素(顆粒)・・・小さじ2(固形なら1個分)
塩、こしょう・・・少々
ピザ用チーズ(※乳製品)・・・適量
※牛乳アレルギーのある場合は豆乳チーズなどを使用する

「とろ~り米粉のチキングラタン」のレシピ

<作り方>
① 耐熱ボウルに鶏もも肉(こま切れ)、冷凍こどもカレー用野菜ミックスを入れ、鶏もも肉に酒、塩、こしょうをふり、くっつかないようにほぐす。ラップをかけて電子レンジ600Wで4~5分、鶏肉に火が通るまで加熱する。

② ①に米粉を加えてよく混ぜ、豆乳を注ぎ入れてさらによく混ぜる。

「とろ~り米粉のチキングラタン」のレシピ

③ ②に冷凍ブロッコリー、コンソメスープの素を加え、ラップをかけずに電子レンジ600Wで加熱する。4分加熱→混ぜる→2分加熱→混ぜる→1分加熱をする。とろみが足りないようであれば、30秒ずつ様子を見ながら加熱する。

④ 塩、こしょうで味をととのえて耐熱皿に入れ、ピザ用チーズをかけ、トースターで焼き色がつくまで焼く。

 <ポイント>
米粉は一気に加熱するとダマになってしまうため、電子レンジにかけるときは複数回に分けます。加熱するほどとろみがつきやすくなるため、とろみが足りないときは加熱時間をプラスしましょう。

「くるみとチョコのオートミール米粉クッキー」の有機米粉(製菓用)レシピ

「くるみとチョコのオートミール米粉クッキー」のレシピ

続いて「やさしさとおいしさの詰まった 有機米粉(製菓用)」で作るのは、小麦・卵不使用のくるみとチョコのオートミール米粉クッキーです。

きめが細かくなめらかな米粉を使うので、口当たりがとっても軽く仕上がります。卵を使っていないので、米粉だけでクッキーを作るとお煎餅みたいになってしまうのですが、オートミールを入れることでザクザクした食感に。

今回は「やさしさとおいしさの詰まった 有機米粉(製菓用)」にあわせて、楽天ファームの「オーガニック生くるみ」も使用します。

「くるみとチョコのオートミール米粉クッキー」のレシピ

生くるみはオーガニックなのがうれしいのはもちろん、香りがとってもよくて、くるみ本来の味わいを思う存分楽しめます。生のまま食べてもおいしいのですが、オーブンでカリっと焼くと、さらに香ばしくなって最高の味わいです。

クッキーに混ぜ入れることでさらにザクザクとした食感をプラスして、くるみの香ばしい香りでおいしさを引き立ててくれます。
バターや卵を使わずあっさり食べられるので、つい手が止まらなくなるレシピです。

尚、オートミール自体には小麦アレルギーの原因となる物質(グルテン)は含まれていませんが、グルテンフリーの商品とそうでないものがあるので、自分に合ったものを選びましょう。

<材料(10枚分)>
やさしさとおいしさの詰まった米粉(製菓用)・・・50g
オートミール・・・50g
砂糖・・・20g
サラダ油・・・35g
豆乳・・・35g
オーガニック生くるみ・・・20g
チョコチップ・・・20g

後「くるみとチョコのオートミール米粉クッキー」のレシピ

<下準備>
準備 オーブンを160度に予熱し、天板に生くるみを並べて5~6分ローストする。粗熱が取れたら包丁で刻み、剥けた皮があれば取り除いておく。

準備 オーブンを180度に予熱しておく。

<作り方>
① ボウルにすべての材料を入れて混ぜ合わせ、手でひとまとめにする。

② オーブンの天板にクッキングシートを敷き、①を丸めて平らにしたものを並べる。

③ 180度に予熱したオーブンで15~20分焼く。

<ポイント>
くるみはローストしたほうが香ばしくてオススメですが、省略しても問題ありません。
クッキーは成形するときはなるべく平らにすると、ザクザクした食感を作れます。焼き立てすぐは崩れやすいため、冷めるまでそのままにしておきましょう。

パンケーキミックスの管理栄養士レビュー

パンケーキミックスの管理栄養士レビュー

パンケーキミックスは、パッケージに書かれた作り方を参考に、卵と牛乳を入れてパンケーキを作ってみました。

小麦粉で作るパンケーキに比べると、中はふんわりもっちり。表面はサクッとしていて口どけがよく、とてもあっさり食べられました。甘いものが大好きな2歳の子どもに食べさせてみると、あっという間にぺろり。やさしい甘さなので、小さな子どもにも与えやすいと思います。

混ぜて焼くだけで簡単に作れるので、朝食やおやつなどのシーンに活躍してくれるのではないでしょうか。

この「やさしさとおいしさの詰まった 有機米粉(パンケーキミックス)」は、牛乳や卵などを入れて混ぜて焼くだけで、ふわふわモチモチのパンケーキを簡単に作れます。パンケーキ以外にも、蒸しパンやドーナツなどにアレンジできるのも魅力です。

使われている原材料は、米粉、砂糖、バニラシュガー、ベーキングパウダーのみなので、安心して使えるのもいいと思います。

唐揚げ粉の管理栄養士レビュー

唐揚げ粉のレビュー

最後は、唐揚げ粉。パッケージに作り方が書かれているので、その通りに唐揚げを作ってみました。一口大に切った鶏肉に唐揚げ粉をまぶして5分おき、油で揚げるだけです。

食べてみると、とってもサクサクです。小麦粉だと衣がしっとりしてしまいますが、米粉はとにかくサクッとしています。またいつもより油を吸う量が少ないからか、あっさりしていてベタベタしていません。しばらく時間を置いたものも食べてみましたが、べたつきが気にならずにおいしく食べられました。

別の日に、豚こま切れ肉に唐揚げ粉をまぶして丸め、油で揚げて「豚唐揚げ」を作ってみましたが、こちらもとってもおいしかったです。ぜひお試しください!

「やさしさとおいしさの詰まった 有機米粉(唐揚げ粉)」は、味がついているので、鶏肉にまぶして揚げるだけで、簡単に唐揚げが作れます。

原材料は米粉、砂糖、塩、オニオンパウダー、こしょうのみでとってもシンプル。化学調味料・合成着色料・合成保存料のいずれも不使用なのがうれしいですね。

こちらの唐揚げ粉だけで味付けをすると塩味のから揚げに。しょうゆ味にしたい場合は、しょうゆを足せばOKです。

ほかにもハンバーグのつなぎや魚のムニエルにも使えるので、アレンジもたくさんできます。

 

以上、いかがでしたか?
米粉はグルテンフリーにしたい方、小麦アレルギーの方だけでなく、いつものメニューをおいしく変身させてみたい方にもぴったりです。ヘルシーなのもいいですね。ぜひこの機会に「やさしさとおいしさの詰まった 有機米粉」を手に取ってみませんか。

かんたん離乳食
  • この記事の情報は掲載開始日時点のものとなります。
  • 農作物は、季節や天候などにより状況が変わります。
  • 掲載内容は予告なく変更されることがありますのでご了承ください。
CATEGORY :レシピ

ライター情報

  • Noumusubi
  • 広田 千尋

    管理栄養士。保育園・保健センター・病院で幅広い年代の健康づくりをサポートし、2020年より独立。栄養や食に関するコラム執筆、監修、健康に配慮したレシピ作成などを行う。プライベートでは1児の母で、毎日の食事作りに奮闘中。身近にある材料でとにかく簡単に作れるレシピの提案を得意とする。

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