土の中 微生物 落ち葉 根っこ 雪草 Farm to Table Vol.29
楽天農業のオーガニック野菜は、農場を感じる季節のお便り「Farm to Table」を添えてお届けしています。地球にもあなたにもやさしい野菜を。今回は2022年2月1日号の一部をご紹介します。
畑だより
みなさん、いかがお過ごしでしょうか?今年は2月3日が節分、2月4日が立春となり、これから少しずつ春の訪れを感じる日が増えそうですね。寒い中ですが、朝日が昇る時間はお正月を過ぎたころから少しずつ早くなってきます。そして、農場の朝も段々早くなってきます。
さて、今回は土の中の様子を、少しご案内したいと思います。寒い冬、土の中もさぞかし冷たいだろうと思われるかもしれませんが、意外と暖かかったりします。氷点下になり土がむき出しの状態になっていると、表面の土も凍ってしまうのでカチカチに冷たい状態になります。それでも自然界では、秋に落ちた葉っぱが土の上にお布団の様にのっていたりして、凍らないような仕組みになっていたり、また、冬草と言って、冬でも元気に成長する草たちが生えることによって、土の上に1枚じゅうたんが敷かれたようになったりして凍らない工夫がされています。雪が1m以上積もる地域でも、雪の下は雪のおかげで土の中は思うほど冷えていません。雪の下ニンジンとかは有名ですよね。
土が何故自然界ではむき出しになってないのか?土の中は一見、無機質な感じがしますが、目に見えない生き物も含め、無数の生物が生きています。そうでなければ、冬の寒い時が来て毎年生物が死んでしまえば、翌春は何も生き物がいない状態でのスタートとなり、野菜が育つ状態は難しい状況になります。土の中には、越冬している昆虫も含め、カエルやへびもいます。菌やウィルスや微生物も無数にいます。寒い冬は暖かくなる春を待ちわび、寝ていたり数が減ったりしますが、春の訪れと共に目を覚まし活動が始まり、仲間も増えてにぎやかになります。土をむき出しにしないで冬を過ごすことは、暖かくなった時の野菜の大切なベッド作りという事になります。
ピックアップ野菜「黒キャベツ(カーボロネロ)」
黒キャベツと言われるカーボロネロですが、まだまだみなさんには珍しい野菜でしょうか。イタリア地方原産の野菜で、キャベツと言っても丸く結球していなくて、ケールの仲間になります。ケールに負けない栄養価の高い野菜で、キャベツ独特のビタミンUも含まれていて、胃腸の調子を整える働きも期待されています。冬の寒い季節にピッタリな煮込み料理がオススメです!
季節の野菜レシピ
今回のレシピは「カーボロネロと鶏肉のトマト煮込み」です。
カーボロネロを、お子さまでも食べやすいトマト煮込みに!
詳しい作り方はこちら(楽天レシピ)でご覧ください。
さて、待ち遠しい春を迎えて野菜が育つ春の訪れを、次回はお届けしたいと思います。お楽しみに!
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